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思春期だけでなく、大人になってもすぐに治したい「ニキビ」はお薬に頼りましょう。
有名所ではチョコラシリーズBBをよく耳にします。しかし、なかなか良くならないし、すぐに病院にいった方がいいのか、という疑問もあるのではないでしょうか。
今回は、病院で処方される抗生剤も含めて、最速でニキビを消してくれる可能性が高いお薬を薬剤師視点でご紹介します。これでもうニキビは怖くない。
「ニキビをやっつけろ!最強の塗りくすり編」は後日公開。併せてご参照ください。
【結論】これが最強タッグ(内服薬編)
今回は内服薬編。これらニキビ4種の神器をオススメします。しかし、全てを使用する必要はありません。では、一つひとつ解説していきましょう。
▼「ニキビをやっつけろ!最強の塗りくすり編」は後日公開。併せてご参照ください。
洗顔
|話題のクリーミュー 
クリーミュー という洗顔フォームはご存知でしょうか。
今、芸能人を中心にSNSで話題沸騰中のもちもちクレイ洗顔です。この濃密な泡でキレイに皮脂やアクネ菌を洗い流すことができます。お財布と相談ですが、本当にオススメの洗顔フォームです。
抗菌剤を服用すると治りが早い
抗菌剤は病院で医師に処方してもらいましょう。飲むことで早くアクネ菌を撃退することができます。
薬剤師として、個人的には「ミノマイシン」や「ビブラマイシン」が好きです。ニキビ治療には、よく使われるお薬ですが、医師にしっかりと選んで頂きましょう。
ルミンAはニキビの特効薬!?
ルミンAはアトピーやニキビに効果的
ルミンAは、体内の免疫細胞(マクロファージという白血球の仲間)の働きを活発に高めてくれます。その結果として、異物を取り除く機能を高めたり、免疫バランスを整える働きがあるのです。
私たちのカラダには古い細胞や、老廃物がたくさん蓄積します。また、外部からは細菌やウイルスが侵入することでニキビができるのです。その不要なものを除去してくれるのが「マクロファージ」
マクロファージが活発になるとニキビが早く治る
ルミンAによって活発になったマクロファージは、ニキビの原因となるアクネ菌を取り除くことができます。いつもくり返してしまうニキビや、腕や足のポツポツはルミンAを服用することで、早くキレイに治る効果が期待できます。
また、体内に侵入してくる異物である細菌や、ウイルスといった病原微生物をいち早く取り除いてくれるのもマクロファージです。ルミンAを飲み初めてから、風邪をひかなくなったという口コミもあり、受験生やインフルエンザシーズンにはとてもオススメです。
ただ、値段が恐ろしく高い!!
ここまでレビューしましたが、恐るべきは効果だけでなくお値段。高い!!
変動があるものの、普通の医薬品としては破格の値段設定です。なので、個人的には、一秒でも早くニキビを治したい方や、アトピーやカラダの疲れが気になる方以外は買わなくても、と思います。
安全なおくすり|思春期の子でも飲める?
第三類医薬品として販売されており、しっかりと効果が認められたお薬です。また、体内に蓄積することは無いために、とても安全なお薬として多くの方が服用しています。
3歳以上であれば服用できます。大人よりも子供の細胞は活発で、新しい細胞が生まれては、古い細胞は捨てられています。特に汗腺が発達しておらず、老廃物がたまりやすい子供には最適のお薬です。
▼ごみ(異物)を掃除
→細菌やウイルスなどの刺激からカラダを守ります
▼細胞のメンテナンス
→傷ついたり、古くなった老廃細胞をデトックス
▼免疫バランスの調節
→過剰な免疫は抑制し(花粉など)風邪体質などの弱った免疫を活性化
▼炎症を治す
→ニキビやケガなどの炎症によって傷ついた組織を治します
ルミンAは根本からニキビを撃退するお薬
ルミンAはまだまだ、エビデンスが少なく(見た目と値段からも)中にも「怪しい」という声もよく耳にします。数は少ないですが、免疫(IFNなど)が増加したという論文も存在します。
薬剤師から見ると、「感光色素」が免疫を増加させることは納得できますし、構造式を見ても医薬品としての効果はあるのではないでしょうか。
https://www.jstage.jst.go.jp/article/yakushi/131/11/131_11_1667/_pdf
ビタミン剤はどれを選べばいい?
あくまで補助。どれでもOK
ニキビの補助的内服療法としてビタミン A、ビタミン B2、 B6、ビタミン E が用いられることが多い。
ビタミン A は毛包表皮の色素沈着防止、ビタミン B2 と B6は皮脂を抑制、ビタミン Eは過酸化脂質を抑制することが考えられている。しかし、あくまで補助医薬品なので効果はイマイチ。