中途の薬剤師が国立病院機構に転職!採用はいつでる?

病院薬剤師へ転職!やりがい

病院薬剤師といえば、いわばチーム医療の最前線で医師と共に戦うスペシャリスト

国立病院機構に転職したいけど、いつ採用がでるのでしょうか。

その答えは3月、7月、8月に非公開求人を見つけることが一番の近道です!

私も約3年間、急性病院で勤務しておりました。だからこそ、ブラックな面も、ホワイトな面も病院薬剤師のリアルをお伝えしましょう。

大きなやりがいがありますが「どんなお仕事なの?」「お給料や年収は?」「新卒しか入れない?」
と、転職や就職するにあたって不安も多いのではないでしょうか。

より病院薬剤師を知り、最高のホワイト転職に役立ててください。

病院薬剤師の将来性はどうか

無くなりはしないが、将来性は正直すくない

少し厳しい表現をさせて頂きました。いまや病院の大半が大赤字をかかえています。
都心部ではベット数は足りず、入院日数も削減の一方。

詳しく知りたい方は、

「赤字病院に就職して失敗!中途薬剤師のブラック転職」を参照

しかし、医師や看護師にとって病院薬剤師が必要不可欠であることに変わりはありません。
実際に病院薬剤師のおさらいをしていきましょう。

Q.病院薬剤師の業務内容を教えてください

病院薬剤師の業務は、大きく12個に分類されます。(出典;東京都病院薬剤師会)
薬学生さんもいると思いますので、代表的なものは実体験と詳細を解説します。

調剤業務

病院薬剤師の調剤業務病院薬剤師のメインとなる業務です。
処方せんをもとにお薬をピッキングしたり、散剤軟膏を調剤、監査、疑義照会などを行います。一般的な薬局での調剤をイメージしていただいて結構です。

違いは病院外へ薬をはらいだす「外来調剤」と病棟へ薬をはらいだす「院内調剤」があります。

外来調剤を行っている場合は、調剤薬局からの「疑義照会」を受け付け、医師との橋渡しをします。

病棟薬剤業務

病院薬剤師の病棟業務ようやく、薬剤師が病棟にでることが一般的になってきました。専門性を発揮するとても大切な業務です。

入院された患者様に対して、まずは持参薬の整理飲み合わせの確認を行います。
そして、医師から指示のあった薬が正しく服用できるか判断をして、医師や看護師に注意事項を共有します。
このときにご家族や、他職種のスタッフと関わるので、コミュニケーション能力が必要です。

薬剤師の行動に対して点数加算がありますので、わたしの病院では、毎日の点数ノルマがありました。

薬剤師ハヤト
個人的にただ機械的に点数を集める毎日に、嫌気がさすことも。

製剤業務

病院薬剤師の製剤業務市販薬されているお薬では、適切な治療ができないと判断された場合、薬剤師が新しくお薬を作ります。
調剤薬局でも水剤や軟膏剤、混注は行いますが、その発展系と考えてください。

入院されている患者様それぞれに合ったお薬をオーダーメイドするので、QOLの向上に貢献することができます。

例えば医師から、経口不可であるから、同じ体内動態をする座薬を作って欲しいなど、難しいオーダーがくることもあります。

外来化学療法室

病院薬剤師の抗がん剤業務病院薬剤師の花形とも言える業務です。
最近でこそ、内服の抗がん剤は外来に多くでていますが、点滴にて行う抗がん剤治療には、薬剤師が必要不可欠です。

主に、レジメン(抗がん剤の計画書)のチェックや、抗がん剤の調整、副作用の確認と対策を行い、
患者様(と医師が)が安心して、治療を行えるように、支援を行います。

薬剤師ハヤト
抗がん剤は副作用がきっても切り離せないもの。患者様の心のケアも大切な薬剤師の使命です。

その他の業務

・注射調剤業務、注射薬混合調剤業務、救命救急業務、医薬品情報業務
・治験業務、チーム医療、プレアボイド業務、外来業務

薬学的患者ケアを実践して患者の不利益(副作用、相互作用、 治療効果不十分など)を回避あるいは軽減した事例を“プレアボイド”と称して報告 (日本薬学会ホームページ)

なかでも、チーム医療にあこがれを抱いている方も多いではないでしょうか。

・緩和ケアチーム、栄養サポートチーム、
・感染対策チーム、褥瘡チーム、呼吸リハビリテーションチーム などがあります。

Q.急性期病院か慢性期病院か迷っています

POINT!

急性期病院は当たりハズレが大きいが、迷うくらいなら急性期がオススメ!

急性期病院とは

まさに生死をさまよう患者様を受け入れる病院です。
高度で、より専門的な医療を学ぶことができます。応急処置やTDM等を扱う機会が多いです。
しかし、患者は1週間~2週間で退院、転院になることが多いので、患者より病気と向き合う。あまりに忙しかったり、看護師パワーが強い病院では働きにくいという声もよく聞く。

慢性期病院とは

ある程度、症状が安定している患者様を受け入れる病院です。
入院患者1人1人に向き合って、少しでもQOLを向上させて社会復帰させることが使命です。しかし、急変は少なく高齢者が多いために薬学的な知識を発揮する機会は少ない。

比較してみる

比較項目 急性期病院 慢性期(療養)病院
学べること TDMや処置など高度で専門的な知識 QOL改善やコミュニケーション能力
入院しているひと 若い人~高齢者まで様々 ほとんどが高齢者
病棟で関わる時間 1週間~2週間(現象傾向) 1か月~長期
最終目的 症状の回復、寛解 QOL改善、社会復帰
向いている人 新卒、キャリア志向の薬剤師 緩和ケアやターミナルに関わる薬剤師

病院薬剤師にインタビュー

転職された病院薬剤師さんに、現場のリアルな声をインタビューしてみました!

◎GOODな実体験

チーム医療に関わることができている。医師、看護師と連携をとって治療内容に、薬剤師としての意見を反映させることができる。また他の職種の意見を知ることができるので楽しい。

 

抗がん剤など、薬局では触ることのない薬を扱うことができる。

 

いまいる病院は診療科目が多いので、さまざまな業務に関わることができている

 

ベッドサイドで患者さんから直接、感謝の声を聞くことができている。

このような声は嬉しいですね。病院薬剤師でしかできない体験をされているようです。

医師がダブルライセンス(医師と薬剤師)で、いろいろ教えてくれるという声もありました。
実際、わたしが務めていた病院でも、医師がダブルライセンスでした。
薬剤師にもいろいろな現場を見せたい!一緒にチームをひぱって欲しい!ということで、診断の仕方やカルテの見方、病識をたくさん教えて頂いた覚えがあります。

△BADな実体験

急性期病院なので、夜勤に入ると一人調剤になってしまい不安である。

 

病院内で薬剤師の地位が低く、予算が回ってこない。そのため、設備環境が悪い。

 

薬剤部の人数が多すぎて、業務の一部にしか関われない。

 

入院日数がみじかく、患者さんと関わることは一瞬であった。

 

新しい薬の情報はすぐに入るが、実際に触れるのは時間がかかる。

 

やはり給料が低い。薬剤部長になっても割りに合わないと思う。

 

昇格したいけど次のポストがあかない!

特に、一年目は100%先輩の言う通りに行動して学びます。
もちろん半人前であるので、一年目はほぼ雑務であったりルーティーンという声もありました。

それと同時に「人間関係」で悩んでいる薬剤師さんが多くいることに驚きました。
病院内の地位がいまだに薬剤師<看護師である現状から、多くの方が悩んでいます。

そして、やはり給料に関してはとても多くの不満があるようです。残業代が夏までつかなかったり、有給消化ができない、という現状も耳にします。

Q.中途では病院薬剤師になれない?

公立病院にも随時募集がかかっています!

下のHPは公立病院(社会保険病院)の採用情報です。

東日本という大きいくくりになってしまいますが、お給料も約305,900円/月と、他の病院に
くらべると高給になっています。安定した公立病院を狙うのもオススメです。

病院薬剤師へ中途でも転職できる

(地方医療機能推進機構 東日本地区事務所より)

Q.病院薬剤師の年収は低いですか?

だいたい初任給は20万円弱

就職先 初任給 1年目の年収 昇給後の年収
病院 20万円~25万円 350万円~400万円 700万円
調剤薬局 25万円~30万円 400万円~500万円 700万円
調剤併設ドラッグストア 25万円~35万円 450万円~550万円 900万円
製薬MR(内外資) 20万円~25万円 350万円~400万円 1200万円

やはり、病院薬剤師の年収はなかなか上がりません。
薬剤部長まで昇格すれば、800万円超えも見えてきますが、ポストは少ないので難しいでしょう。

ただ、病院薬剤師には夜勤手当と残業手当があり、これで食いつないでいる人が多いのです。病院にもよりますが夜勤は一度入ると約7000円程度が手当として、上乗せされます。

中小病院はまだまだ薬剤師不足

薬剤師の求人

病院薬剤師の年収が低いとは言ったものの、地方の病院にはまだまだ、薬剤師の数が足りていません。

少し都会から離れれば上のような好条件の求人がゴロゴロとあります。

わたしも薬剤師派遣会社に勤務していたころに知ったのですが、

これら好条件の求人は非公開なことが多いのが現状です。

つまり、転職(仲介)サイトに登録して担当者に非公開求人を紹介して頂く必要があります。

公務員の病院薬剤師のリアルな年収

年収をあげたいなら国立病院機構を狙う

薬剤師の年収アップ

病院薬剤師として働く場合、主に3つの勤務先に分けることができます。

1.国家公務員(国立病院機構)
2.地方公務員(県立病院、市民病院)
3.民間病院(済生会や日赤病院など)

まずは、この3つで年収を比べてみましょう。

勤務先 月額給料 賞与(ボーナス) 1年目の年収
国立病院機構 20万8千円 4.5か月分 331万3200円
県立病院・市民病院 18万円 未公開 340万円
民間(済生会・日赤等) 20万円~25万円 未公開 350万円~400万円

こうして見てみると、民間病院(済生会や日赤病院)の方が初任給としては他と比べて多少良いです。

ところが、国立病院機構は国家公務員になるので、年功序列で年収はあがっていきます。40歳を迎えるころには200万円も差がついているとも言われています。

そして、退職金も国家公務員と民間病院では1000万円の差がでる場合もあります。

これだけ優遇された環境なので、求人にあがることは稀です。
それにほとんどが新卒さんが就職しているイメージではないでしょうか。

しかし、わたしが仲介した薬剤師さんは調剤経験しかない中途の方でも、国立病院機構の求人をまわす
ことができたケースが多々ありました。

つまり、タイミングと信頼できる転職会社の社員を捕まえられるかどうか、がポイントです。

POINT!

・新卒は7月、8月に辞める可能性が高く、最も求人がでやすい!

 

・旦那さんの転勤で3月も求人がでやすく狙い目!

 

・転職サイトに登録して非公開の求人を教えてもらう!(3月、7月、8月は要チェック)

今回は、病院の薬剤師転職について記事を記載しました。
病院薬剤師の向上心と技術の高さ、あたまの回転速度にはいつも驚かされます。

とても、やりがいがあるお仕事なので、是非とも挑戦してみてくださいね。

ではまたー!

元人事部長が教える「薬剤師の転職ガイド」

薬剤師の転職サイトで口コミや、ランキングを信用してはいけません!
勇気をだした転職が失敗におわる薬剤師には法則があります。
それは「信頼できる転職エージェント」をつけなかったからです。

元人事部長で現役薬剤師の筆者が、責任をもって最高の転職をお約束します。

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