【まとめ】海外へ持ち込み薬|英文証明は必要?量や向精神薬に注意

海外への持ち込み薬

海外旅行や出張で、薬を持ち込む場合「薬剤英文説明書」を持参しましょう。中には何時間も尋問されたという方や、逮捕されてしまったケースもあります。
アメリカのニュースで、「アデラル」という薬(成分名;アンフェタミン)を持ち込んだ女性を日本国政府が逮捕したという報道も記憶に新しいですね。

このように、アメリカをはじめ多くの国ではテロ対策のため持ち込み規制が強化されています。

POINT!

市販薬
タイでは「プソイドエフェドリン」含有の薬が禁止
台湾では7種類以上は禁止(大量の場合は規制あり)
アメリカではワシントン条約により熊胆が配合された薬は禁止
処方せん医薬品
 ・普通薬は申請せずに持ち込み可能
 ・向精神薬(1ヶ月分以内)
  →申請せず持ち込み可能
 ・向精神薬(1ヶ月分以上)
  →処方せんの写しと、医師の証明書(英語)が必要
 ・サイレース、ロヒプノール(フルニトラゼパム)
  →アメリカはじめ多くの国で禁止
 ・毒薬(ウブレチドなど)
  →持ち込み禁止(ただし申請すれば通る可能性あり)
 ・覚醒剤原料(エフピーなど)
  →持ち込み禁止(ただし申請すれば通る可能性あり)

この記事のまとめ

以上の「禁止事項」以外でも「薬剤英文説明書」を持参することをオススメします

国外へ薬の持ち込みはできる?

個人使用のならば持ち込み可能。国や薬によって注意

市販薬だけでなく、医師から処方された薬も持ち込みは可能です。
上記例以外では、申請も不要ですが必ず「薬剤の英文説明書」を携帯しましょう。

できればスーツケースよりも機内持ち込みカバンに入れておきましょう。英語で「これは何?」「ドラッグか?」と聞かれたら「medicine」と答えます。「drug」は違法薬物のスラングにも使われることがあるので、避けるべきです。

国によって規制される薬がある

タイへの持ち込み薬

タイへの持ち込み薬

タイでは、「プソイドエフェドリン(PSE)」を含む医薬品の持ち込みが禁止です。主に、「咳止め」薬として使用されて、悪用されると麻薬に変化することから厳しい取締があります。

プソイドエフェドリン(PSE)をタイへ持込むことを禁止することを発表し、2013年4月18日より施行されています。違反した者は5年以下の懲役および10万バーツ以下の罰金が科せられます。

在東京タイ王国大使館(エフェドリン)

※似たような成分で「メチルエフェドリン」というものがありますが、こちらは規制の対象にはなっていません。しかし、持ち込みは避けるべきでしょう。

「プソイドエフェドリン」を含む薬の例

➤ベンザブロックL(銀のみ)

 
➤ディレグラ(処方せん薬)
処方せん薬にもプソイドエフェドリンが含有されていて禁止の薬物があります。それは「ディレグラ」という鼻炎のお薬です。このお薬はタイへ持ち込みが禁止されているので注意が必要。
 
ディレグラ
主に、花粉症などの鼻炎や鼻づまりに使用されるお薬

中国への持ち込み薬

中国への持ち込み薬

個人の使用範囲でしたら問題ありません。ただし、以下のような記事を見つけました。向精神薬(睡眠薬や抗うつ薬など)「英語の薬剤説明書」を一枚用意しておくと安心です。

精神薬物はおそらく、麻薬や覚醒剤を指していると思います。問題ないでしょう。

13.中国に持ち込みが禁止されている物は何か。
(4)毒性が強い各種毒薬
(5)アヘン、モルヒネ、ヘロイン、大麻及びその他習慣性の麻酔品、精神薬物。

在中国日本国大使館(持ち込み薬)

台湾への持ち込み薬

台湾への持ち込み薬

台湾では市販のお薬(OTC薬)に持ち込み制限があります。以前は「種類」の規制はありませんでしたが、新ルールでは「6種類」までと規定されました。

持ち込みができる薬も6種類までに制限。制限量を超えて持ち込む場合は、手荷物でも郵送による持ち込みでも、帰国の3日前までに申請書を郵送し許可を得なければならない。

処方せん薬は「2ヶ月分」は申請不要。
医師の処方せんコピーと英訳があれば「6ヶ月」までは持ち込み可能です。

アメリカ、カナダへ持ち込み薬

アメリカへの持ち込み薬カナダへの持ち込み薬

「サイレース」「ロヒプノール」…成分名「フルニトラゼパム」といった薬はアメリカでレイプドラッグとして使用されたケースが多いために、持ち込み禁止です。

サイレースとロヒプノール

韓国への持ち込み薬

韓国への持ち込み薬

韓国は持ち込み薬に関してあまり気にしなくてOKです。もちろん、特殊な薬は申請が必要ですが、向精神薬に関しても、1ヶ月分を超えなければ持ち込みは可能です。

しかし、他の国同様に「英語の薬剤説明書」を一枚用意しておくと安心です。

薬の形によって注意が必要

軟膏や目薬、クリーム、インスリン針

ナノパスニードル

機内へ持ち込み可能です。ただし、軟膏やクリーム剤は「液体」として管理されるために、透明なジップロックに入れて、機内持ち込みカバンとは別にしておきましょう。

また、インスリンなどの注射針(ナノパスニードルやペンニードルなど)を含む場合はトラブルが多く、英文説明書を持参することをオススメします。

漢方薬は持ち込み可能?

漢方薬も基本的には申請なく、持ち込みが可能です。

漢方薬は特にニオイが強いものが多く、探査犬が反応するケースもあるので、こちらも種類に関わらず「英語の薬剤説明書」を持参していると安心です。

しかし、中には(麝香、熊胆、木香、鹿骨等が含まれるもの)ワシントン条約で禁止されているものがあります。OTCで熊胆圓S」という薬があります。実は熊胆ではなく牛胆の場合が多いですが、トラブルになるので持ち込みは避けるべきでしょう。

バイアグラ、レビトラ、シアリス

海外バイアグラ

これらのお薬も持ち込みが可能。しかし、偽物を輸入しているケースが多く取締が厳しくなっています。大量に持参しない場合でも、「薬剤の英文説明書」を携帯しましょう。

英語の薬剤説明書

海外に行く際は携帯をオススメ

これは、主に薬剤師が「薬剤の情報を英語で書いた証明書」になります。とくに申請が不要な薬でも、海外旅行や出張時には携帯しておくと安心です。

一部の向精神薬を除き、この用紙を一枚もっているだけで以下のようなメリットがあります。英語の説明書がないと、特にインスリン注射針や向精神薬は勘違いされやすいので、必ず携帯しましょう。

税関や街中で警察に質問された時
特に日本人は中国系と間違われやすく、密売や転売の職務質問が多くあります。「この薬はなんだ?」「用途は?」「申請してあるのか?」と聞かれるケースが多いです。

災害ですぐに薬が必要になった時
以前にアメリカでハリケーン(竜巻)が発生し、ケガをしてしまった際に、いつも服用している薬をうまく伝えられないために、相互作用の懸念から治療が後回し、というケースもありました。

薬局で薬を買う時
海外では日本のように保険制度によって守られていないので、病院での治療は高額です。そのため、薬局で多くの薬を買うことができます。とっさの急病時には、英語で説明する必要があります。

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