赤ちゃんの脱水|ノロやロタウイルスの下痢や嘔吐は4時間で手遅れに

赤ちゃんの下痢や嘔吐

赤ちゃんが吐いてしまった!赤ちゃんが下痢してしまった!下痢が白っぽい。そんなときは、時間との勝負です。すでに赤ちゃんの「脱水」は始まっています。

まずは、落ち着いて。大切なのは水分補給と栄養補給です。4時間以内にOS-1®を飲ませましょう!

赤ちゃんの下痢や嘔吐にはOS-1

どれくらい飲ませればいいの?

赤ちゃんの体重 5分ごとの量 1時間あたりの量 4時間の量
10Kg 10ml~20ml 120ml~240ml 480ml~960ml
15Kg 15ml~30ml 180ml~360ml 720ml~1440ml
20Kg 20ml~40ml 240ml~480ml 960ml~1920ml

おおよその量は上を参考にしてください。
4時間までは、5分おきに赤ちゃんの体重(ml)~その倍量(ml)と覚えておいてください。

10ml=小さじ2杯くらいです。

ただし、こんな症状には注意!

急性胃腸炎による対応としては、上記の水分補給と栄養補給で問題ないのですが、こんな症状がある場合は、重症な脱水症状で別対応が必要になるケースがあります。

POINT!

・時間と共に調子が悪化している(顔色の悪化、口の乾燥)

 

・目の下が落ちてくぼんでいる

 

・呼吸が荒く、早く、苦しそう

 

・手足が冷たくなっている

 

・ずっと泣いている、または反応が鈍い

 

・おむつからあふれ出る下痢が1日に5回以上ある

以下のような症状、持病のある赤ちゃんは別の対応が必要になるケースがあります。少しでも判断に迷う場合は、近くの小児科のドクターに相談してください。

夜間休日である場合は、以下をご利用ください。

・24時間営業の調剤薬局、調剤併設ドラッグストアの薬剤師
・ためらわず救急車を呼ぶ
小児救急でんわ相談(お住い都道府県の医師、看護師につながります)

OS-1を飲ませることが困難な場合

嘔吐しているときはどうする?

そんなときでも、飲ませて構いません。
まずはスプーン1杯(約5ml)を5分間隔から始めて、嘔吐が落ち着いてきたら飲ませる間隔を短くしていきましょう。

薬剤師ハヤト
少し嘔吐があっても、根気強く飲ませてあげて大丈夫です。脱水の方が危ないので様子の変化を観察しましょう!

OS-1の味が嫌で飲んでくれない。

後半で記載しますが、OS-1はポカリスエット等のスポーツドリンクと異なります。また、水や果物ジュースでも水分は補給できますが、塩分をあまり含まないので、余計に体内の塩分が薄まってしまい、脱水症状を引き起こします。

どうしても、嫌がる場合は塩分を含んだスープ等でも応急処置としては可能です。

母乳やミルクについて

母乳は中止するべきですか?

よくある質問ですが、母乳は継続するべきだと考えます。母乳は赤ちゃんにとって、魔法の飲み物と言っても過言ではありません。

母乳には栄養だけでなく、脱水も改善する力がありますので、OS-1と併用することはお勧めです。ただし、嘔吐や下痢の症状が悪化する場合はご相談ください。

いつから食事(ミルク含む)をしてもよいですか?

OS-1を飲ませてあげた後、顔色や機嫌が良くなる等の改善が見られたら開始。

特に、おかゆ等に変更する必要もなく、通常メニューで問題ないです。ミルクを薄める必要もありません。現在は栄養素を失っている状態なので、体重回復にも役立ちます。

ただし、嘔吐の様子を見ながら少量づつ開始してください。

OS-1と他経口補水液の違い

アクアサポート®やアクアソリタ®とは違うのか

各社、さまざまな経口補水液が販売されています。
しかしながら、すべて同じ成分ではありません。詳細はgoogle検索ででてきますので割愛します。

どちらが優れている、劣っている等の議論はしませんが、2017年度に発表された「小児急性胃腸炎ガイドライン」では市販で買えるものの中で、OS-1が外国の推奨レベルにあっているとの紹介がされています。

下痢や嘔吐の処理はどうしたらいいの?

原因はロタウイルスであることが多く、感染の危険がある

ロタウイルスは特に乳幼児の重症急性胃腸炎の主要な原因病原
(国立感染症研究所ホームページより引用)

原因はロタウイルスであることが多く、とても感染力が強いことから注意が必要です。また5歳までにほぼ全ての子供が感染し、急性胃腸炎で入院する子供の50%がロタウイルスと言われています。

おむつや嘔吐物の処理方法

アルコールの除菌はロタウイルスやノロウイルスには効果がありません。むしろ、乾燥によりウイルスの感染を増長してしまいます!

ウイルス除菌

感染を広げないようにするためには、適切な処理方法を覚えておく必要があります。様々なホームページで解説されている内容ですが、ここにも記載しておきます。

◆マスクと手袋があれば必ず着用する次亜塩素酸
◆嘔吐物や下痢には、水500mlのボトルに「ハイターやミルトン」(次亜塩素酸5%)を10ml(キャップ2杯)入れて、水を満タン入れる。
◆嘔吐物や下痢の周りや、上にキッチンペーパーやティッシュを優しく被せて、その上から、先ほど作った液を優しくかける。
◆おむつやティッシュをビニール袋に入れた後、先ほど作った液をビニール袋内に入れて、口をしっかりと閉めておく。さらに大きい袋で二重にするとベスト。
◆今度は、水500mlのボトルに「ハイターやミルトン」(次亜塩素酸5%)
 を2ml入れて、水をペットボトルに満タン入れる。
◆作った液で壁や机などを拭いてウイルス除去完了です!
◆汚れた衣類は極力処分。無理であれば、最初の液に浸した後、別々に洗濯します。

ロタウイルスの予防接種

現在、日本では2種類のロタウイルス予防接種が認められています。

両方とも、生後6か月から注射することが可能です。この接種は強制ではないため、自己負担で行います。多くの市町村では助成金を受けることができますが、10000円~15000円ほどの負担金が発生します。詳しくは医療機関にお問い合わせください。

流行するのが春先の3月~5月(ノロウイルスは冬)であるので、それに合わせて予防しましょう。

この記事のまとめ

・春先に嘔吐や下痢が続いたら4時間以内に「OS-1」

・母乳はOS-1と併用してもよい。むしろするべき!

・ロタウイルスの処理方法は適切に行わないと2次感染を起こす

・予防接種は任意だが可能であれば行おう

今日はノロウイルスとは少し違うロタウイルスについて解説しました!

ではまたー!

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